行き過ぎた美白は白斑の怖い状態に

うつくしい女性

白斑とは正式名称を尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)と言います。しろなまずと呼ばれる事もありますが、どちらも同じ皮膚病です。何らかの原因によって肌の色素を作っているメラノサイトが消失する事で、その部位の肌の色が抜け白い斑になってしまう後天性の病気です。

その症状の程度や発生する部位は個人によって異なり、現在では限局型・分節型・汎発型の3種類に分けられいます。限局型は、およそ直径数センチの白斑が体の様々な部位に1個から数個発生します。分節型は主に若年層に発症する事が多く、一定の皮膚の分節に白斑が起こるものです。

一方汎発型は最も症例が多く、皮膚分節に関係なく白斑が発生すると言われています。

白斑は誰にでも起こる可能性があり、まだまだ詳しい原因が解明されていない難病とも言える皮膚病のひとつなのです。痛みや痒みが生じる事は殆どなく、見た目以外の問題は特にありません。また他人に伝染する事もないのが特徴です。

■カネボウの白斑事件

ロドデノールとは大手化粧品メーカーカネボウ化粧品が、医薬部外品有効成分として美肌化粧品に配合した成分です。このロドデノールを使用した消費者に、肌がまだらに白くなるという白斑様症状発生したため、現在では自主回収が行われています。

ロドデノールは、白樺の樹皮やメグスリノキに多く含まれ高いメラニンの生成を抑制する事で、シミやそばかすを防ぐ効果があると言われています。ロドデノールの美白メカニズムは、メラニン色素を作り出すチロシナーゼ酵素を阻害しチロシナーゼたんぱく質を分解する事でメラニンの生成を抑制というものです。

またロドデノールは体内でメチルクロマンジノンという物質に変化する事が分かりましたが、このメチルクロマンジノンには細胞毒性があるとの事です。今のところ、こよメチルクロマンジノンによる細胞死によりロドデノールを肌に塗布する事で白斑様症状が起きたのではないかと言われています。

残念ながら現在のところ、白斑の根本的な治療方法というものはありません。ですが白斑の症状を軽減する対処療法にはいくつかの治療方法が存在します。

白斑の治療方法には、保険適用のものとそうでないものがありますが、最も一般的な治療方法がステロイドの外用よるものです。また紫外線治療や免疫抑制剤のタクロリムス軟膏の外用、ビタミンD3外用薬も推奨されています。内服として円形脱毛症の薬であるセフォランチン錠も効果があるとして処方されるケースもあります。

その他には皮膚移植といった外科的処置を行うといった方法もありますし、いくつかの治療方法を組み合わせて行う場合もあります。

このように白斑の治療方法には幾つもの種類があり、人によって効果的な治療方法は異なるようです。また病院によって行っている治療方法も違うので、自分にあった治療方法や病院を見つける事が白斑治療には何よりも大切な事となります。

そして治療とは異なりますが、白斑部位をカバー出来るメイク用品を使う事も有効な手段と言えます。

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